君の隣で




「ねー、愛ちゃんー」

「ん?」

「………さっきから、あの人ガン見だよー」

「………うわー。」

「愛ちゃん?」

「祐輔だ…………。」

「祐輔?」


誰だろうと思っていたら、

ガン見の金髪の男の子が話しかけてきた。


「おい!愛華!」

「………やっぱり。」

「愛華!この子紹介しろ!」

「はぁ?お前みたいな変態に紹介するはずないでしょ!」

「あ、愛ちゃん」

「祐輔もやめろ」


ふと、顔をあげると黒髪の男の子がいた。


「あ………」

「あ?」

「あ、ごめんなさい。」

「いや、俺もなんか悪ぃ」


「おーい、魁人。ピンクオーラ出すなー」

「沙希!行こ!」

「う、うん」


愛ちゃんに右手を引っ張られ、前に進む。


すると、左手を捕まえれる。


「うわ!」

「ちょっと!祐輔離しなさいよ!」

「嫌だね!俺に紹介しろ!」



なかなか離してくれない2人。


愛ちゃんが諦め、私を紹介した。