君の隣で



毎日、かぁ君が迎えに来てくれる。




とっても幸せ


「沙希」

「かぁ君っ!!」

いつものようにかぁ君に飛び付く。


もうかぁ君も馴れてきているみたいだ。

「帰るぞ」

「うん!!」


手を繋いで、駐車場まで行き、かぁ君の自転車の後ろにのる。

これが私たちの日課。



「…でねっ!!愛ちゃんがねっ!!」

「また愛華は(笑)」


雑談で盛り上がる。


かぁ君の後ろはとても心地よくて。

私だけが乗れる特等席。


そう思うと幸せな気分になって、かぁ君の背中に回した手を、ぎゅっと力を入れた。


「どうした?」


私が手に力を入れたことを不思議に思ったかぁ君


「んーん。なんもない(笑)」

「なんだよ(笑)」

「あははははっ!!」



やっぱ、かぁ君だけ。




大好きだよ




かぁ君