君の隣で


「沙希」


朝、いつもかぁ君が私の教室にいるの。

それが嬉しくて早く来ちゃうんだ。



早くかぁ君に逢いたくて。


早くかぁ君と喋りたくて。




「かぁ君おはよう!」


って言いたくて。


「沙希、今日ポニーテールじゃん」

「そうだよ!今日体育あるからね!ポニーテールにしたんだ!」

「……かわいいじゃん」

「え!?////」

「いや!///あのっ!//その、似合ってる///」

「かぁ君に誉めてもらうとうれしい!」

「そっか//」


そう言って私の頭を撫でる。



子供扱いされてるのかもしれない。


だけど嬉しくて


嬉しくてたまらないの。



胸がドキドキ言って仕方ないの。