のたお印の短編集

問答無用とばかりに省吾の首を掻き切ろうとするアリッサ。

その手首を掴み、省吾は彼女を一本背負いで投げる!

何とか受身を取るアリッサ。

その隙に。

「No.4」

省吾は叫ぶ。

同時に飛来してくるM4アサルトライフル。

ここから愛車BMWの距離は数キロはあるというのに。

愛車は的確に省吾の声と位置を特定する高性能のGPSを装備しているのだ。

しかし。

「!?」

何とアリッサは跳躍し、先にアサルトライフルを奪い取ってしまう。

何という反射神経だろう。