ダウンさせられた事で、警戒する雛罌粟。

このままマウントをとられて殴打されるか。

それとも足関節を狙ってくるか。

圧し掛かって絞め技という事も考えられる。

しかし、耕介はそのどれも使わず。

「!?」

雛罌粟の股を割り開いた。

「なっ、何をっ?」

「こういうのが好きなんだろ?」

ニヤリと笑う耕介。

「生意気言ってても所詮は餓鬼だな…『大人の寝技』ってのはこうやるんだ」



不良探偵の方が一枚上手。

雛罌粟が篭絡されるのは、時間の問題だった。