のたお印の短編集

「ベルゼブブゥウゥウゥッ!」

ウリエルは容易く挑発に乗る。

掲げた右手に、神聖なる神の炎を燻らせ、ベルゼブブ目掛けて撃ち放つ!

ウリエルは『神の光』『神の炎』を意味する名であり、裁きと預言の解説者という役割を示す本と巻物を持つ姿、または開いた手の中に炎を灯した姿で描かれる。

そしてその炎は、悪魔との戦いにおいては邪悪を滅する武器となる。

真っ直ぐに放たれた神の炎。

それは戦場の下位悪魔達を焼き尽くし、巻き込みながらベルゼブブへと襲い掛かる!