のたお印の短編集

大悪魔で魔神の君主、あるいは魔界の君主。

地獄においてルシファーに次いで罪深く、強大なもの。

権力と邪悪さでルシファーに次ぐと言われ、実力ではルシファーを凌ぐとも言われる魔王である。

ルシファー、アスタロトと並び地獄の3人の支配者とされる。

悪魔の大軍団の限りなく頂点に近い存在だ。

…ベルゼブブもまた、ウリエルに気付いていた。

気付いていたからこそ、彼に炎を撃ち、天の軍もろとも亡き者にしようとしたのだ。

ベルゼブブは呟く。

「かつての黙示録戦争では俺に手も足も出なかったヒヨッコ天使が…随分と上手に回避できるようになったじゃないか」