「はぁ」
家に帰るなり、ソッコーでベッドに飛び込んだ。
「明日学校行きたくないなぁ」

そう思いながら眠りについた。


目が覚めるともう朝になっていた。
「やだなぁ。」

こういう時神様は、意地悪だと思う。
「熱ぐらい出てよ…」
私は、健康少女と言っていいほど元気ッ子だった。


「いってきまぁす…」
いつもより早めに家をでた。

何故かというと、直人はいつも時間ギリギリにくるからだ。

朝ばったり会うなんて絶対にイヤだ。
顔も見たくない。

教室には、もう何人か来ていた。
さすが。みんな早いなw

なんて思っていたら、
「ん?」
見覚えのあるネックウォーマーをつけた男子が…
「真太郎くん⁉」
「おはよう」
二カッと笑った顔がすごく可愛かった

でもなんで?いつもなら遅刻か、ギリギリにくるはずなのに。

「えっ…と、今日は早いんだね」
「うん。前澤さん、今日は早くくると
おもったから」