「ロイヤルがひとつとホットコーヒー、 サイドできまぐれサンドです。 お願いします。」 美香はキッチンに向かってオーダーの書いた紙を 読み上げ、変人男、大樹に渡す。 無言で取られ、厨房に入っていく姿を 見届けずに美香はホールに戻った。