「美香ちゃんは俺も俺の店も嫌いなんだね……」 か細く、でもはっきりと。 「はい?!」 てっきり認めてくれたと思ってたのに! 「だって、嫌だって…てことは大樹がいてもいなくても 俺のとこで働きたくないって事でしょ? 嫌ってことは俺の事も……」 「え……ぇええ! ちちち、違いますよ!」 無駄な誤解が増えた!と、美香は 怒りから焦りに変わる。