そして拓がタクシーを拾ってくれて、私達5人はそのままホテルに戻ることとなった。 もちろんタクシーの中では会話なんてなかった。 すると、隣に座った拓が無言で私の手首を指差してきた。 そこを見つめると、拓からもらったブレスレットをしたまんまの手首。 拓…、最後まで私が怒られないように頑張ってくれてる。 せっかく今日は一日中付けていられると思っていたのに… 私は拓に小声で「ありがとう」と言ってからブレスレットを外し、それを制服のポケットにそっと入れた。 ―― ―――――