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翌日。
放課後、たまたま日直だった私は担任の先生に呼び出されてて、先生からの雑用をこなした後に日誌を書こうと教室に戻ると…
「あれ?」
まだ教室に誰かいる…?
よくおしゃべりとかで教室に何人か残ってることはあるけど、さすがにそんな人達もこのくらいの時間になると帰ると思う。
なのに…、誰かがポツンと一人で席に座って何かしていたみたいだった。
私は恐る恐る教室に入って、とりあえず日誌を書こうと自分の席に向かおうとしたら…
「……あっ、杉田さん」
「え?」
私の存在に気付いたらしいその人から声をかけられた。
声のした方を見ると…

