引っ込み思案な恋心。-3rd~final~






「あのね、修学旅行の自由行動ってあるみたいだけど…」



「ああ、京都市内を回るってヤツ?」



「あっ、分かった!杉田さん、言いたいコト当てていー?」






えっ!?



西田さん…、まだ私一言しか言ってないのに、ホントに言いたいことが分かっちゃったの???






「う、うん…」



「瀬川と回りたいんでしょー?どう?当たり?」



「すごい…、よく分かったね」



「へぇ〜、すごいじゃん、可奈!」



「こーゆー勘だけは鋭いんだよね〜。まかせといて!」






ホントにすごいんだけど…。





…と言うか、言いにくい話題だったから、逆に言ってくれて助かったんだけどね。。。






「別にうちらは構わないよ〜。ユリとイルカと3人でテキトーに回っとくし」



「うん。彼氏いる人は、こーゆー時に思い出作んなきゃねぇ」



「ありがとう…」






二人が寛大で助かったぁ。





あと…、蘇我さんにも一応話しておいた方がいいよね?




班長だし…。





…とか思っていたら、間山さんがこう続けてきた。