いずみへは

ミカと別れた理由とかは

きちんと言ってある。

まかり間違っても

嫁と復縁など絶対にあり得ないから

それもしっかり

いずみへは伝えた。

だから

ミカについては

女に嫉妬しやすいいずみも

殆んど妬かないな…

ウソを生まない方法としては

やっぱ何でも

包み隠さず話すことかな…

結婚してた当時…いつだったかミカが午前様の1時に帰宅したときに

二階のオレら夫婦が暮らす部屋に

コソッ…と帰ってきたアイツをオレは直撃してやった。

双子は寝てたし、

両親の寝室は
オレらの部屋の真下にあり
とっくに就寝中だったぜ…

それでも
しれ~っとした顔のアイツにムカついたオレは

張り上げたぞ声を。

「ミカ!!オマエちょっとここへ座れや!!」

悔しくて止まらなかったな…

その夜だけじゃねぇんだよ…オマエには

すでに普段から
異性のダチとか ナンとかチラホラ居やがったな…

親の前でも
特にその事を巡り
日常的にバトルは繰り広げられてた!

平気でウソをつき
誤魔化そうとするアイツへ

オレは威圧的に怒鳴るから
親たちも

オレらのやり取りには

一切口は挟まなかった。
ミカは
モテてたからな…

清楚なお嬢様タイプ。
オレとは釣り合わねぇ

そんな雰囲気持ったオマエが好きだった。

しかし異性には
とてつもなく…まぁあそこまでだらしない女だったとはよ!