あ!!やきそばパン… 私はふと思い出して食堂に走り出した。 「みお、忘れ物」 笑顔で私に焼きそばパンを渡してくれたのは、明だった。 「あきら…怒ってないの?」 「仲直りに、一緒に食べよ?」 そう言って、明はまた優しい笑顔を見せた。 周りの女子は皆この笑顔でオチる… 最初の方は遊びで付き合ってたのに… 今ではそんな自分が最低と思うぐらい明が… “好き” ・・・それでも、キスができないの。