私は、いつものように学校に行った。

そして、ドアの前でピタリと足を止め、
大きく息を吸った。

ガラリッ

「来たな!魔神、海!!」

「気づいたのか!流石だなッ勇者、陸!」

はぁ…またやってるよ。

「あんたら歳いくつなのよ…」

あたしは呆れながら言った。
そう。この二人こそ、あたしの幼なじみ。

陸と海。

「お、おはよッ!沖田!」

「お、おはよッ!怪力女!」

「誰が怪力女ですって?」

「今俺の目の前にいる人ですー(笑)」

「あーもーウザッ!」

朝の時間は、五分間くらい三人だけだ。
なぜかと言うと、まあ単純に学校に来るのが早いからかなっ!

楽しいって言えば楽しいけど…

二人とも…特に海!がムカつく事しか言わないんだもん!

こうして、今日と言う日が始まった。