弘毅の手が私の額に触れた


ドキッ

好きとかの恋愛感情の
ドキッじゃなくて、
怒られる恐怖からのドキッ


自分でも今日具合が悪い事
は、分かってる


だから余計に心臓がバクバク
するんだよね



『梓菜、熱あるんだけど?』

「えっ!そんな事ないよ。
 大丈夫だって~」


適当にごまかせるところまで
頑張ろう!!


それからしばらく弘毅と
話しているとガチャと扉が
開いた。