「え……本当、ですか?」 「はい……これしか」 「……………」 「神無さん。辛いのは分かりますが、神無さんの命に関わります」 「…………はい」 「絶対に護ってください」 「……………はい」 「もちろん、ずっと……という訳ではありません。 寝起きの時とか……寝言だとか、そういうのは仕方ありませんし」 「…でも、それ以外は――」 「はい」