………結局。


『無事に帰ってきたらヤる』


という約束をした私達は。


「…………」

「…………」


無言でリビングへ戻ってきた。


だってだって……

何を言えばいいのっ!?


頭の中がぐるぐるするよぅ……。

「……はぅ…ただいま……」

溜息をつきながら、リビングへと入る。と、

「……………あ」

「おかえり〜二人とも〜」

ニヤつくバカップルが、それぞれの荷物を持って待機していた。

二人は立ち上がると、

「ほれ」

龍真にも荷物を渡して、玄関の方へと歩き出す。