私は瑠美に対抗するように、 後ろに立っていた龍真へ ぎゅぅ……っ と抱き着いた。 私の腕の中で、龍真の体がピキッ……と固まる。 でも私はそんな事に気付かず、 「わ、私だって、龍真盗ったら…怒るんだからねっ!!」 瑠美と同じ態勢で言い返した。 ……そして次の瞬間、 「「………………ぶっ!!」」 瑠美と愁君が同時に吹きだし、 「神無ぁぁあっ!!」 兄ちゃんが悲鳴を上げた。