「神無ちゃーん!!」 「忘れ物だよーっ!!」 「あ、琥珀ちゃんと葉だ!!」 予期しなかった人達が走り寄ってきた。 二人は私の前で急停止すると、 「……ホラこれっ!!忘れちゃダメだよっ?」 と言って、それを私に差し出してくれる。 「あ、ヤバっ!!ありがと!!」 私はソレを受け取ると、かばんの中へ詰め込み……