短剣は、すぐに見つかった。 「お、あったあった」 とりあえず、短剣に宿る霊力を確かめていると。 「………それが『短剣』?」 「うわっ!!」 神無ちゃんが、あたしの横から短剣を珍しそうに見ていた。 てっきり床で転んでると思ったあたしは、驚いて固まる。