「琥珀ちゃん……」

神無ちゃんは倉庫の床にひっくり返ったまま、

「私の亡きがらを越えてゆけ!!」

……どうやら倉庫内探索を諦めたようです。


「あ、うん……」


『…そういえば神無ちゃんって、昔からドジだったような……?』

なんて思いつつ、あたしはさっさと倉庫の中に入った。