そして数秒後……… ふっ、 と風が止み、森に静寂が戻る。 そして、あたしの体には…… 「……なに、コレ…?」 何か力を秘めた熱いモノが、体の中で燻(クスブ)っていた。 困惑するあたしに、神無ちゃんは落ち着いた声で一言。 「琥珀ちゃんに、私の霊力の一部を渡したの」 …………は?