「……探した」 ぽつっと一言呟いて、神無ちゃんは枝から飛び降りた。 「……え、なんで?」 思わず素で聞き返した瞬間、 「私達、二人で頑張るのに………一人だけ行っちゃったから」 無表情で即答された。 「あ、……ごめん。神無ちゃん、先に森に行ったのかなって…」