「ふぅ……死ぬかと思った」

あたしはそう呟きながら、森の中を歩いていた。


父さんと兄さんに潰されてから、すでに1時間。


あたしは、兄さんを………霊樹を護る役目を遂行するため、森の中を視察していた。

森と我が家を護るには、何か考えなくちゃいけない。

そんな気がして。