バンッ!!!!


「『琥珀ぅぅぅううっ!!!!』」


「うぉわっ!!」


扉を勢い良く開いて、


父さんと兄さんが、あたしに勢いよく抱き着いた。


飛びつかれる寸前に神無ちゃんはあたしから離れ、


「………………ぐえぇっ」

「偉いぞ琥珀!!良く言ったな!!」

『流石俺の妹だぁぁあ〜!!!!』


………あたし一人だけ、泣いてる男二人の相手をする羽目に。