「なんで樹兄さんなの? 他にも誰か適役がいるでしょ? ねぇ、なんで?」 私の問いに答える人は――― ――――……誰もいない。 「樹兄さんは家族でしょ? なんでわざわざ、 霊樹の芯になんかするの? なんで兄さんを…… 殺そうとするのよッッッ!!!!」