「ん、明日の事かなぁ?」
「でも俺、なんにも手伝う事とか無いもんなぁ……」
「まぁまぁっ!!何かあるかもよ?
…それに無かったら、姉ちゃんがその分頑張ってあげるよっ」
…あたしと葉はそう話しながら、その場に立ち上がった。
アルバムは開いたまま。
だけどまぁ……すぐに帰ってきて続きを見るんだろうし。
「――…行こう」
「うんっ!!」「はーい!!」
あたし達は神無ちゃんのその言葉に頷き、部屋を後にした。
『…………………』
樹兄さんがずっと無言でいた事に気付く事ができないまま。
…………………………
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