「うわっ……懐かしい!!」 『だろー?』「でしょーっ?」 あたしの声に、嬉しそうに笑い合った兄弟。 それにつられるように、 「あ、これ神無ちゃんだっ!!」 『俺と賢也の写真じゃん!!すげぇ懐かしいなコレ……!!』 「あ、俺の生まれた時の写真!!」 「『うわ、猿みたいっ』」 「るせーっ!!」 なし崩し的に、アルバム鑑賞会が始まった。