……と思ってたら。
『琥珀。早く行かないとヤバい』
…樹兄さんが少し青ざめた顔で、口を開いた。
…って、話かけられたのはあたしかぁ。
「なにが……?」
樹兄さんの言いたい事が分からず首を傾げると、
『父さんが、腹を空かせて琥珀を待ってるぞ』
衝撃の一言がやって来た。
顔から血の気が引いていく。
「……か、神無ちゃんごめん!!先に家に入ってるね!!」
焦りを感じたあたしはサンダルを脱ぎ捨てて、父さんが待っているリビングへダッシュ。
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