葉は一瞬、その無表情に驚いた。けれどすぐに、 「久しぶりだねっ!!」 ハキハキと挨拶。 ……おーい、普段の生意気チビはどこに行った? しかし、心の中の声が二人に届くはずもなく。 「………元気にしてた?」 「もっちろん!!」 「……みたいだね。ってか葉、」 「なーに?」 「………私のこと、覚えてた?」 「とーぜんっ!!」 仲の良い兄弟のような会話。 神無ちゃん、騙されないでっ!! そいつは悪魔だっ!!