ちょっ……父さん!?

確かに心配だったのは分かる。

怒るのもわかる。

でも……なんで抱き着くんの!?

普段ならこんな事しないのにっ!!

あたしは頭の中ではてなマークを飛ばしつつ、


「父さん…離して……っ!!」


必死で呟く。


……すると横から、


「琥珀ちゃんも反省してるし……離してあげてください……」


神無ちゃんの鶴の一声が。