夜の闇を引き裂く声と共に、 強大な力を持った霊力の刃が4段階目の鬼へ飛び、 そして、いともあっさりと 鬼を切り刻んだ。 「っ!?」 『ギャアァァァアアア!!!!』 闇をつんざく恐ろしい悲鳴に、 つい身体をすくませる。 けれど、それも一瞬の事で。 『アアァ……ァ………』 次にあたしが目を開けた時には、鬼は虚空へと四散していた。