「気持ち?」

「そう・・・アキちゃんの気持ち」

「あたしの気持ち・・・」

「寂しかったって、もっと会いたいって

・・・ちゃんと伝えなきゃ・・・好きだって」

「朱理・・・」

そんなことをしている間に先輩が

やってきた

「秋樹華・・・」

どんな顔をしていいかわからなくて

頭が持ち上がらない

「ファイト・・・」

後ろからそんな声が聞こえた気がした

ゆっくりと深呼吸をする

「先輩・・・あたし寂しかったです

会えるのなんかバイト先か寮に来た時だけで

もっともっとたくさん会いたくて

でもそんなこと言ったら困らせるって

ずっと我慢しててでもすっごい好きで

・・・コンビニのは男の人といたのを

隠すんじゃなくて

夜中に出歩いてたって知ったら

絶対怒ると思ったから嘘ついて

それで・・・その・・・」

「もういい・・・友達から全部聞いた

昨日ずっと後悔してて・・・

時間が経ったら諦めつくかなって

でもダメで一日も持たずに会いたいって

思うようになって」

「先輩・・・」

ぎゅっと抱きしめられる

正直苦しい・・・でもそれ以上に

嬉しかった