ありがとう、ごめんね

「いっいや!!・・・っと珍しいなぁって

・・・アハッアハハ」

「でしょ?それで爽竹先輩はなんでここに?」

爽竹先輩の笑いに疑問を感じたが

次の瞬間には消えていた

「ここの寮監にいいように使われてさぁ

週1で中庭の整備させられてんの」

津田には気をつけろよ、

と小声で忠告してくれた

「フフッはい・・・っとそろそろ帰ります」

周りはだんだんと暗くなってきていた

「あ・・・」

よいしょと立った時に手を引かれた

その途端にバランスを崩して

爽竹先輩の方に倒れてしまった。

(危ない!!)

とっさに目を閉じる