ありがとう、ごめんね

「朱理!!あたしの抹茶アイス

食べたでしょ!!」

昼の1時ごろの遊戯室

「うん!!美味しかった!!」

悪びれる様子等かけらも感じさせない

笑顔である

「美味しかったって・・・あたしの・・・

アイス・・・」

「まあまあ・・・ね?」

ポンポンとあたしの肩を

叩く愛理

「ありがとう愛理ごめん

部屋で泣いてくる」

「・・・ごめんね?アキちゃん」

「いいよ別に・・・美味しかったんなら」

仕方ないよ・・・と部屋に帰ろうと

後ろを向くと誰かにぶつかった

「イタッ・・・先輩?」

そこには恐ろしいほど

怖い顔をした爽竹先輩がいた