「真夜中に海なんて命知らずだね」

なんて不敵に笑いながら

ほっぺをグイグイと引っ張る

やっぱりお怒りだぁ・・・・!!

「ハヒ・・・フヒハヘン」

全く・・・なんてため息を

つきながら手を離す

・・・

そこから少しの沈黙

先に沈黙を破ったのは先輩だった

「昨日は・・・悪かった」

「えっ?」

「怒鳴って・・・悪かった!!

・・・でもお前も悪いんだ・・・

あんなやつにベタベタ触らせて

終いには腰に手ぇ回されて」

「・・・ごめんなさい」

「いや・・・俺もお前が

風邪ひくぐらいだったら

あんなに怒らなきゃよかったよ」

すまんと頭を下げられる