ありがとう、ごめんね

「もういい寝る!!」

「あっ!!おい!!」

ダッシュで部屋を出ていき

自分たちの部屋に

戻って早々に布団の中に入った

・・・が

「目が覚めた・・・」

流石に憂鬱な気分で布団に

入って朝まで寝れるほど

秋樹華の神経は図太くない

・・・はず

部屋にはまだ誰も

帰ってきてはおらず

時計を見ると10時過ぎだった

「・・・これぐらいなら大丈夫かな」

そう言って再び水着を手に海へと

向かった・・・

「あぁ・・・気持ちー・・・貸切状態じゃん」

プカーと海に浮かびながら

一人つぶやく

砂浜にも大した人影はなく

昼間の喧騒が嘘のようだった

「サブッ帰ろックシュ

!!・・・あぁ・・・風邪ひいたかも

・・・なんつってー」

流石に寒くなってきたし

さっきからくしゃみも

止まらないしで部屋に帰って

寝ることにした