ありがとう、ごめんね

うっ腕か…

腰にまわされた腕がほどけない

試しに叩いたりしてみるがびくともしない

「先輩…?」

「残念今から楽しいお説教タイムです」

爽竹先輩のこめかみがピクピク動いている

恐ろしくなって朱理達を見ると彼女らも捕ま

っていた

再びおそるおそる爽竹先輩を見上げる

「何か言うことは?」

「…ごめんなさい」

………………

「お前らはバカか!!」

ホテルに戻ってお説教中…

「へーナンパねぇ…」

「なっ…お前ら…!!」

大声で叫ぶ爽竹先輩と

笑ってるけど笑ってない優

微妙にパニクる麻人

朱理の発案に激怒する三人

いやいや確かに悪かったけど…

「そこまで怒ることないじゃん」

「何か言ったか!?」

「べっつにー」

それにたいして

むくれる秋樹華と

微妙に嬉しそうな愛理と

全力でにやける朱理

(何で皆嬉しそうなのよ!!

全然嬉しくない!!)