「じゃぁ先輩・・・あの人・・・

誰なんですか?」

一番聞きたくて・・・

でも聞けなかった質問

「あれは同じ大学のやつ

ハハッ安心しろって彼氏持ち」

一瞬体が硬くなった

「じゃあ別に・・・好きとかじゃなく・・・?」

「言っただろ?俺が好きなのはお前だけ」

再びその言葉を聞くと涙が溢れてきた

「お前は?俺のこと嫌い?」

「そんなのっ!!好きに・・・決まってる」

恥ずかしくなって最後のほうが小さくなる

「えっ?聞こえない」

しらじらしく言う

「嘘っ!!聞こえてるくせに!!」

グッと先輩を見上げる

「・・・ッ今はヤバイ・・・」

「えっ?」

「涙目で上目遣いは・・・その

俺の・・・理性が・・・」

「ふぇ?」

「だー!!もういい!!」