「は・・・い」

「あー俺」

「先輩?」

そこに立っていたのは

爽竹先輩だった

「いや・・・その?・・・泣いてた?」

「ベッ別に泣いてないです!!」

そっか・・・と頬を撫でられる

「あっ!?」

そこには雫があった

「秋樹華は俺のこと・・・好き?」

「えっ?」

じっと自分の指の上にある雫を

見つめる

「俺は好きだよ・・・一人の女として」

「なっ!?」

「俺・・・自惚れてもいい?」

「えっと・・・」

色々矢継ぎ早に言われるので頭が

ついていかない

「ちょっと待ってください」

(これは・・・夢?)

自分の頬を引っ張ってみる

「い・・・たい?う・・・そ・・・?」

「夢でもないし嘘でもない」

「だって先輩には彼女がいて・・・」