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小さい頃まだ母が生きていた時色々教えてもらった

―――これは幸せなときに使うお花

こっちは悲しい時に使うお花。分かった?

―――うん!じゃあアキ

これとこれとこれで…じゃーん

―――まぁ凄いわねでもアキ

これとこれを入れ換えたら

もっと素敵にならない?

―――ほんとだ凄い!

お母さんは魔法使いだね

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「どうしたの?大丈夫?」

「はいっ…大丈夫です」

「ごめんなさいね?」

「何がですか?」

「何か嫌なことをおもいだしたの?」

「えっ」

「ここ」

すっと頬を撫でられた

「あっ」

そこには涙の雫があった

「ごっごめんなさい…

違うんです亡くなった母の事を」

「謝ることはないわ…

そうお母さんのことを…

大切な思い出なんでしょ?」

「はいっはいっ」