ありがとう、ごめんね

「あっあの時の…」

「えっ?あっ!!」

「久しぶり」

「はっはい!!あの…ありがとうございました…金木犀教えてくれて」

「えっあっあぁ…そっち?キスの事忘れてる…」

「えっ?…何かおっしゃいました?」

最後のほうは声が小さくてよく聞こえなかった

「いっいや気にしないでアハッアハハ…」

「はぁ…」

いつにもまして変な爽竹先輩

「スイマセーン」

どこからか声が聞こえた

「はーい…悪い・・・客だ…じゃ」

どうやら若い女性の客だった。

(爽竹先輩…覚えてるかなぁ)そっと自分の唇に触れる。

「あなた元春の知り合い?」

急に後ろから声がした

「はっはい!?…お姉さんは?」

そこにはロングヘアーで毛先を少し巻いており

美人の代名詞をすべて持ち合わせたような

美しい女性がたっていた

「フフッ私?私は悠華。

元春の先輩…人生の…なんちゃって」

歳は内緒よ?といたずらを

思いついた子供のように笑う

「彼ね女性受けが凄くいいのよ?

誰かにとられないように気をつけてね」

「なっ!」