「 ・・・・別れよう、慧 」 傷つかないように 目を瞑るのはもうやめる。 慧はもうずっとあたしに 伝えてくれていたのに あたしがいつまでも ”それ”を見ようとしなかっただけだ。 都合のいいように耳を塞いで、 目を瞑って、別れから逃げていたのは 慧じゃなくて、あたしだ。