─────────心臓が、止まるかと思った。 目が合った気がしたけど、 バッとすぐに逸らされて そういうことか、と そのとき初めてあたしは 現実を知った。 「 どうなさいますか? 」 店員さんがペアリングを 手に取って、よく見えるように あたしに差し出す。 「 ・・・また来ます 」