最低なのはあたしで、
流されたのもあたし。
あたしが悪いのに。
「 ・・・・悠也さん 」
「 なに? 」
そんなことを言いながら
どうして笑っていられるんですか?
どうして悠也さんは
そんなに強いんですか?
・・・・どうして、
「 昔話、してもいいですか? 」
「 え?・・・・うん 」
どうしてあたしは、
こんなに子どもなんですか?
もうずっと誰にも話さずに
記憶の奥底で眠っていた”それ”を
引き出してまで、あたしは・・・
離れそうな悠也さんを
必死に繋ぎとめようとしている。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…