─────────ピンポーン..




「 ・・・はい・・? 」




まだ靴も脱いでいなかったあたしは
ドアの向こうに誰が居るか、
確認もしないでドアを開けた。













「 ・・・また、泣いたの? 」






開けたドアの向こうで優しく微笑む彼の
冷えた指先が、熱い頬に触れた。