自分が分からない。 あたしの中にある後悔の数は 考えれば考えるほど増していって、 その重さに耐えられそうにない。 首筋に残る赤い痕にそっと 指先で触れて、 「 ・・・・悠也、さん・・・・・ 」 あたしは、泣いていた。 ────────悠也さんを想いながら。