だから、笑わないで。





玄関にはリンくんのいった通り、タクシーが止まっていた。
あたしはタクシーを確認すると



「……あ、じゃあリンくん……今日はありが…」



乗り込みながら、振り替えって言うとリンくんもタクシーに乗り込んだ。




「えっ、リンく…?!」
「送ってく。それに憂のお母さんに遊びに来てって言われたし!運転手さん、××町の○○公園付近までお願いします!」



リンくんは運転手さんにあたしの近所の公園の名前を言った。
あっという間にあたしの家につく。
あたしが払おうとするまえにリンくんはすでにタクシー料金を払ってしまっていた。




「リンくん…っ、タクシー代…!」
「えっ、いいよ。俺が勝手に呼んだんだしさ」
「でも…っ」



それでも、とあたしはお金を差し出すとリンくんはフッと笑って




「…わかった。でも全額はだめだよ。俺も乗ったから。半分こね」




そう言ってタクシー料金の半分をリンくんは受け取ってくれた。
リンくんは絶対無理強いをしない。
そんなところが好きだった。




「…ただいまぁ~」
「お邪魔します」
「おかえり…あら、リンくん?」
「こんばんは」
「晩御飯食べていって?」
「ありがとうございます」



お母さんが晩御飯を作ってくれている間、あたしの部屋へ行った。



「うわ…ひさしぶり」
「3年くらいきてなかったよねー」